なぎさMe公認(18)

日本選手権に出場したなぎさ。
そこで、同じレースの出場者、鷹木と知り合う。
その娘・みすずは、なぎさに敵意をむき出しにして、お母さんを抜かさないようにと訴える。
母親の勝利を信じるみすずを見たなぎさは、自分の幼いころを思い出して、思いきり走ることができない。
その後も抜かれ続け、順位を下げるなぎさに、あらんかぎりの声を上げて応援する雅斗だが…。
 ぼくたちの季節はいつまでも終わらない――お嬢さま高校に通う小早川志緒は16歳。
演技派俳優と美人女優を親に持つ、はかなげな美少女ぶりは、皆のあこがれの的だ。
今日も学校で、そんな彼女のポケベルが鳴る。
貧血を装って早退した志緒が駆けつけたのは、とある怪しげなプロダクション。
彼女のアルバイトは、その天才的な演技力を生かした“プライベートアクトレス”。
つまり、個人的に依頼された人間を演じるという、ちょっとアブナイ仕事なのだ。
プライベートアクトレスの志緒。
個人的依頼を受け、希望される役を演じるのがその仕事だ。
今回の役は花嫁。
依頼人・松村宏伸は、病気になった母を安心させるため、擬装結婚したいというのだ。
ところがその母親というのは、大女優の松村春子だった! さすがの志緒も緊張気味。
2人は松村邸に挨拶にいくが、春子はどうも花嫁を歓迎していない雰囲気…。
プライベートアクトレスの志緒。
今回の依頼人は、同じ高校の伊藤杏子。
彼女は文通相手とコンサートの約束をしていたのに、病気で倒れてしまったのだ。
手術後の命に自信がない杏子は、身代りにと、チケットを志緒に託す。
ところが当日、志緒がいくら待っても相手の杉浦海人が現れない。
憤慨した志緒は、住所を頼りに海人の元に押しかけた。
ところが彼は、そんな文通に覚えがないという。
プライベートアクトレスの志緒。
今度の仕事は友人のいない女性の親友役。
上京してくる両親に“しっかりした親友”を見せたいというものだ。
依頼人と会って、志緒はびっくり。
最近志緒のマンションの隣の部屋に越してきた、態度の悪い女性だったのだ。
おまけに彼女が来てから、志緒の捨てたゴミが荒らされたり、イタズラ電話されたりと気味の悪いことばかり。
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